ロールを創る。

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「環境が人を変える」というのは、よくある話だ。

たとえば私が今から女子サッカー選手を目指すとして、本格的な指導を受けられるクラブチームに属して毎日練習に打ち込めば、アマチュアでそこそこ張れる選手になるかもしれない。

youtuberをめざすなら一日のほとんどを動画撮影と編集の時間に充て、正しく試行錯誤を繰り返せば、収益を上げられるようになるかもしれない。

まったく英語ができなくても、職場のコミュニケーションがすべて英語だとすれば、否が応でも英語漬けになることで急速に上達していくかもしれない。

物語においても、生まれついての勇者が冒険をする設定は恐らく多くはない。
どこにでもいる町人が、たまたま役割として勇者に任命され、冒険を通して誰もが認める勇者へと成長していく。

環境が人を変える。もっといえば、役割(ロール)が人を創り、成長させる。

教師は、教師というロールに就いた人にモノを教えるスペシャリストであり、
親は、親というロールに就いたからこそ「人を育てる」ための幅広い知識を習得し、
ピアノが上手い人は、幼い頃に習い事として親が与えた機会の中で上達し、
営業は、営業というロールに就いたからこそコミュニケーション能力が磨かれ、
社長は、社長というロールに就いたからこそ経営者としてのスキルが備わる。

もちろん例外はある。ロールを超えた才覚を持ち合わせている人や、器用な人、血に滲むような努力をしてきた人など、個別に見れば事情はさまざまだ。

ただ、生まれついての勇者が希少であるように、運良く何もかもが思い通りの人生、望んだままのロールを手にするというわけにはいかないのが現実だろう。

それなら、望むロールを手にするためにできることは何か。

1. 環境を変えること。
たとえば転職、引越し、離婚など。環境は人を変える。ロールが変われば任されることも変わり、結果として自分が望む方向への成長が加速する。ただこれは、現実的に実現が難しい場合もある。ハードルは高くリスクもコストも高めだ。

2.ひとつは、仕入れる情報を変えること。
普段のSNSで見ている情報の選別、人間関係の見直し、読書の質と量の見直し。
知覚し取り入れるものが変われば、自分の考え方、行動も変わり始める。自分が望み進みたい願っている方向性に沿った情報、人、本と触れられているかどうか。すぐにでも始められることではあるが、形になるまでには時間がかかる。

3.ロールを自ら創り出すこと。
これが一番インパクトがある。たとえば起業やフリーランス、個人事業主などだ。1以上にハードル、リスク、コストが高いが、他者に決定権が委ねられておらず、誰かの思惑に邪魔されることも少ない。100%自分次第でロールを獲得できる上、確実にその上を歩くことができる。
その小さな一歩は、名乗り、活動することだ。

環境が人を変える。役割が人をつくる。
誰かに与えてもらうのを口を開けて待っているだけでは、時間が過ぎ去るのみだ。

ただ、必ずしも競い、他者を蹴落とさなければ手に入らないものというわけでもない。私たちは自分の力で望むロールを手に入れることもできる。

生まれながらの勇者にはなれなくても、勇者に任命してもらえんくても。勇者と名乗り、活動し、世界に貢献することはできるのだ。

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