地図を捨てる

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一度計画したことに修正を入れるのは簡単なことではない。それが長年進めてきた計画の途上であれば尚更だ。

これまで費やしてきた時間、苦労、犠牲にしてきたもの……。それらのことを思えば、「もう後戻りはできない」と考えるのは自然なことだと思う。

たとえば今まで信じて使い込んできた地図に書かれた道の途上に自分がいるとして、「やっぱりこの地図は捨てよう」と割り切るのはとても難しいことだ。

計画性というのは仕事においても人生においても、大切な要素のひとつだ。しかし近頃はどうも立てた計画が一瞬で時代錯誤になったり、古びてしまうケースが多いように思う。計画の見通しが甘いからというだけではなく、時代や環境の変化が計画を猛スピードで追い抜いて、目まぐるしく変化しているのだ。

当初の計画が陳腐化したなら修正が必要だ。でも、もし修正ではどうにもならない致命的な変化があったとしたら。

それでも「こんなハズではなかった」と悔いながら、「でももしかしたらイイこともがるかもしれない」と期待しながら、尚その計画に従って進み続けるだろうか。

それとも地図という名の計画を白紙にし、「今ここ」を起点にして未来を考え直すのだろうか。

今の時代、3年後、5年後も未知の領域だ。つまりもし今、3〜5年前に描いた地図の途上にいるなら。その地図を捨てることで先入観から開放されることが、今を生きることの第一歩なのかもしれない。

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