「音」から入るということ

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先日、さまざまな英語教材に関与されている方の勉強会に参加した。そこでは「どのように英語の勉強に取り組むと良いか」というテーマについての講義があったのだが、そこで興味深かったことがある。

それは、言語理解においては「音から入る」のが良い、ということだ。

暗記においては五感をフルに使うといいい、という話はよく聞くが、言語理解において最重要とされるのは「音」、つまり「聴覚(発話)」とのこと。

確かにその場で取り組んだワークでは、「どのように発話しているのか音から理解する」という工程を先頭に持ってくることで、言葉の意味の理解、聞き取りの精度が上がったような感覚があった。

この「音から入る」ということ。何かをインプットしたり刷り込むにあたって、もっとも蔑ろにしがちなことかもしれない。

たとえば目標設定やビジョン。

ノートに書き出したりスプレッドシートに記録し、綺麗にまとめることで視認性を高めるということは恐らく多くの人がやっている。でもそれを「声に出して読む」ということまでやる人はほとんどいないだろう。

「音から入る」ということは、英語や言語学習に限らず、自分自身に対して大きな効果をもたらす可能性を秘めていると思う。

実はコーチングにおいても、ある点において「音」を大切にしている。

たとえば「オートクラインを活性化させる」ことはコーチの役割だとされているのだが、オートクラインとは元々は医学用語で、コーチングでは「クライアントが自分が話した言葉や内容を自分で聞くことによって、自分が考えていたことに気づくこと」という意味合いで使われている。

つまりコーチからの問いかけに答える=発話することで、その言葉を自分自身で音として聞き、より言葉や内容の理解を深めたり、新たな気づきを得ることに繋がるのだ。

日頃から大切にしている考え方、自分自身の目標やビジョン。それらを声に出すことで、他の誰でもない自分へ伝える。

まず「音」としてそれらを捉えることで、認識の深度や、捉え方の幅に変化が生まれるのかもしれない。

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