カウンセリング・コーチング・ティーチング・コンサルティングの違い

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世の中には課題解決、悩み解決のための様々なコミュニケーション手法があります。 それぞれが形のない技術なので、違いがわからない人も多いのではないでしょうか。

実際問題として、手法ごとに共通点もありますし、様々な手法を使い分けながら相手に接している人もいるので、明確な線引きはしにくいところがあります。

今回はそこにあえて線を引きし、わかりやすさ重視でそれぞれの技法について説明していきたいと思います。

カウンセリング

ひとことで言うと「相手の過去と内面にフォーカスし、心理的な悩みの解決を支援する手法」。相手から答えを引き出す手法のひとつです。

答えの出ない悩み、言語化しにくい悩みに対して、「傾聴」主として相手の話を聴き、どちらかというとマイナスに振れていた心理を癒してフラットにすることを目的としています。

そのため、メジャーなのは心理系のカウンセラー。臨床心理士、産業カウンセラーなどはこの領域にあたります。

ただ、「話を聴いてもらう」ことによるセラピーという意味合いが強いため、未来・目標への推進力が損なわれていない相手に対しては効果を発揮しにくい手法です。

コーチング

ひとことで言うと「効果的な問いかけによって、相手の思考や能力を引き出し、目標達成を支援する手法」。 相手から答えを引き出す手法のひとつです。

コーチングは養成機関が多くそのカラーは様々なため、機関によっては掲げる信条が異なる場合があります。

あまりメジャーなコミュニケーション技法ではありませんでしたが、最近ではマネジメント研修などで持ち出されることも多く、1on1などの面談の場で利用されることもあります。

相手に問いかけることで引き出していくため、相手に主体性や目的意識がない場合、効果を発揮しにくい手法です。

ティーチング/アドバイス

ひとことで言うと「自分が持つ知識・経験・技術などを、それらを持たない相手に伝える手法」。相手に答えを与える手法のひとつです。

例えば学校教育はティーチングの最たるものですね。
基本的な知識・ノウハウを与えることや、緊急かつ大量のインプットを促すことに長けた手法です。

ただ、基本的には「情報伝達」の意味合いが強い一方通行のコミュニケーションのため相手の主体性を育てることが難しく、受け身にさせてしまいがちです。「教えること」以上の自発的な成長を促すことが困難な手法です。

コンサルティング

ひとことで言うと「相手の課題に対して効果的な解決策を提示する手法」。相手に答えを与える手法のひとつです。

ティーチングやアドバイスと異なるのは、「相手の課題」を起点とするところです。
経営コンサルタント、組織コンサルタント、ITコンサルタント等、様々な種類のコンサルタントが存在し、高い収入を得ることで知られる人気の職業です。

ただ、あくまで「事実」ベースの提案になるため、個人の自発成長、能力の最大化という点では効果を発揮しにくい手法です。ティーチングよりも双方向のコミュニケーションではあるものの、相手が受け身に終始してしまう(所謂丸投げ)ケースもあります。

最後に

それぞれの手法にメリット・デメリットがあり、相手によって向き・不向きがあります。

キャリアコンサルタントはどちらなのか?と思われるかもしれませんが、どちらかというと資格の思想の原点としてはカウンセリングの色が強い方が多いかもしれません。ただ、国家資格化してからは適切に「答えを与える」ことも求められている印象を受けるため、コンサルティングやティーチングのスキルも求められていくかもしれませんね。

一方で、転職エージェントはティーチングとコンサルティングのハイブリッドですね。

私自身に関しては、実は一番最初に習得した技法はコーチングです。その後に転職エージェントを経験し、国家資格キャリアコンサルタントを取得してきました。

大切なのは相手のニーズや状態に合わせてコミュニケーションのスタンスを柔軟に変化させることであり、それを相手ときちんと共有することです。私も日々自分をアップデートしつつ精進していきます。

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