「関西の大人に活力を」──新しい働き方をつくるための挑戦 柾木 秀雄さん(#採用おじさん)

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こんにちは、maiです。

突然ですが、キャリア論やインタビュー記事って、知名度が高い有名な人のインタビューが多いですよね。
でもふと思ったんです。有名な人のインタビューってなんだか現実離れしていて、尊敬や憧れはしても、あまり参考にならないことが多い。

そこで気がつきました。わざわざ自分にとって遠い存在の人の話を頼りにしなくても、素敵なキャリア観を持っている人って、もしかしなくても私の身近にたくさんいるよね?

だったら自分でインタビューして、ついでに私も勇気をもらおう!
そして「へえ、こんな人もいるんだ!」と、学校で隣のクラスの生徒の噂に耳を澄ますような気軽さで、多くの人が ❝もう一歩を踏み出す勇気❞ を受け取ることができたら最高ですよね。

mai
というわけで、「等身大のキャリア論」1本目は 採用おじさんこと柾木 秀雄(まさき ひでお)さんです!
柾木さん
よろしくお願いします!
mai
彼は私の人材紹介会社時代の元同僚です。ちなみに同じ会社ではあったものの、ほぼ初対面ですよね。柾木さんは大阪で、私は東京でしたし。
柾木さん
いや、研修のときに一度お会いしたような……?たしか営業研修の……
mai
営業……研修……?(思い出せない)

柾木 秀雄さん(#採用おじさん)

大手人材紹介会社勤務の27歳。同社でリクルーティング/キャリアアドバイザーに従事した後、採用担当へ異動。2019年春、会社を辞めずに起業する予定らしい。

最初は漠然とした憧れだった

mai
早速ですけど、あのツイートびっくりしました。会社に直訴って!
柾木さん
いやあ、あはは(笑)
mai
現職の会社、副業や兼業とか厳しい印象があったのに、本当に思い切りましたね。いつ頃から起業したいと思っていたんですか?
柾木さん
起業したいと思ったのは学生のときからですね。

元々、社長という肩書にあこがれを持っていました。実家が自営業なのもあって、「社長かっこいいなあ、いつは独立しよう」って。

あとは大学でラクロスをやってたんですけど。ひとつの目標にむかってみんなでやっていく……組織づくりとか、全員で団結してひとつの目標に向かって頑張れるっていいなあって。
今考えるとあさはかだったと思うけど(笑)

mai
学生時代から自然に起業を意識できるなんて、視座が高くてすごいなあ。ご実家が自営業だった影響が大きいのかもしれないですね。
柾木さん
あ、それで言うと今の会社の元社長の影響も大きいですよ。8割くらいは社長の影響です。
mai
えっ、あの社長の?!8割?!めっちゃ影響受けてますね?!
柾木さん
………言い過ぎました。社長の影響は5割くらいで(笑)
mai
(3割減った……)
柾木さん
影響を受けた全体の割合は、社長50%、自営業の父親30%、あとは大学時代から尊敬しているファイナンシャルプランナーの先輩がいて、その人が20%ですね。はい。

チャレンジするなら”今”だと思ったきっかけは「会社の変化」

mai
なぜ今このタイミングで起業しようと思ったんですか?
柾木さん
大きなきっかけは、所属している会社がグループ(本体会社)に吸収されたことですね。それで、当たり前なんだけど、会社は変わるんだな、と。だからこそ、会社に頼らずにお金を稼ぐ力を持たないといけないなと思ったんですよね。
mai
本体へ吸収されたという話は私も噂で聞きました。それがきっかけのひとつなんですね。
柾木さん
あとは、シンプルに自信がついてきたのもあります。
5年間、人材紹介をやってきたんですけど、人事に異動してから「人材紹介の仕事って人事の仕事のごく一部だったんだな」って実感して。
でも人事として採用活動をしてきた今だからこそ、起業して、この知識をもった上で、またお客様のところに行きたいと考えています。アドバイザーとして力になれることも、かなり増えたと思うので。
mai
なるほど!エージェントと人事の両方を経験した人だからこその視点ってありますもんね。
柾木さん
それにプライベートのこともきっかけのひとつですね。僕、もうすぐ28歳なんですけど、奥さんも28歳で。子供ほしいなとか、先のことをいろいろ考えたら、新しいことにチャレンジするならこのタイミングだろうなと。
mai
奥様は起業に対して何か言ってましたか?
柾木さん
奥さんは不安そうでしたね。「大丈夫?」とか「本気で言ってるの?」って結構言われましたが、「やりたい」ってことを伝えて、なんとか分かってもらえました。
やっぱり、所属会社がグループ本体に吸収されてから、いろいろカルチャーショックだったんです。環境も仕事も大きく変わってしまって、結構大変なことも多くて。
そんな僕を見てか、最後は「どのみちしんどいんだったら、チャレンジしたらいいんじゃない?」って言ってくれました。
mai
奥様素敵……!ひとつ気になるんですが、カルチャーショックなくらい職場環境が変わってしまったのなら、たとえば「副業や兼業ができる会社に転職しよう」とは考えなかったんですか?
柾木さん
転職は考えませんでしたね。なんだかんだで、新卒から今の会社でずっと働いていて、愛着があるんです。これまでも転職しようと思ったことは1回もありません。
mai
す、すごい……3年であっさり転職した私、柾木さんのことが眩しすぎて直視できない……。

オロナミンCを売って得た500円の価値から

mai
起業で実現したいこと、ぜひ教えてくさい!
柾木さん
やりたいことは今も昔も変わらないですね。
「大人をイキイキさせたい」。これは昔から思っていたことです。学生時代から社会人1年目くらいにかけてかな。

僕は、働くことはキラキラすることだと思っていたんです。だから社会に出たくないと思ったことがないんですよね。
でも会社に入って、キャリアアドバイザーをしながら、転職したい人の話を聞いたりする中で「キラキラできない人」の多さに気が付いて………。

mai
そうですよね……アドバイザーをしていると特に感じますよね……。
柾木さん
そうそう、それに大学の同期も、半分いかないくらいは転職したんですよ。学生時代に輝いていた先輩も、噂では「しんどそう」だと聞いたりはするんですけど、今は何しているのかわからない。
個人個人では良い人でも、会社の枠組みの中で輝けなくなる人が多いと思ったんです。
mai
学生時代の輝きと社会人になってからの輝きはイコールじゃないですもんね……社会に出てから挫折してしまうケースも多いですし。
柾木さん
だから、起業したらまずは僕自身がイキイキ&ワクワクできるような場所をつくれるようになりたいと思っています。まずはブログの運営やイベントの企画とかですね。

僕、実は副業自体は社会人1年目からチャレンジしていたんですよ。

mai
おお、そうだったんですか?!
柾木さん
はい。たとえばお汁粉とか、コーンポタージュとか、ホッカイロとか、オロナミンCを安く仕入れて売り歩いたり。
mai
……ん?!えっ、売り歩き?!
柾木さん
あとは新橋の駅前で「一発芸やるんでお金ください」ってやったり。まあ一発芸はお金にならなかったので1日だけですけどね(笑)
mai
えええ……私が想像していた副業と違う。すごいですね。こんなアグレッシブな人が同じ会社にいたなんて……。
柾木さん
いえいえ、でもその時に、お金を稼ぐのってすごく難しいと思ったんです。

人材紹介業の場合、紹介手数料でポンって100万くらい売り上げが入ってくるじゃないですか。これ、本当はすごいことなんですよ。自分で副業をやってみて、それを実感しました。

ちなみにオロナミンCは200円で仕入れて売ってたんですけど、結構大変で。500円でおばちゃんが買ってくれたときには本当に嬉しかったですね。
人材紹介で売れたときよりも、オロナミンCは500円で売れた時のほうが嬉しかった。この500円を大事にしなきゃなって。

mai
おばあちゃん……素敵な体験ですね。
柾木さん
そういう経験をする中で、人の信念にお金がついてくるんだろうなって思ったんです。おばあちゃんも、買ってくれたのはオロナミンCだけど、道端で色々話していたら「あなただから買う」と言ってくれて。
mai
うんうん、いいなあ。
柾木さん
だから僕の場合は、面白いと思える場所をつくりたいなと思うんです。目の前の人たちが喜んでくれて、それがお金になることが一番いい。

知り合いにファイナンシャルプランナーの方がいるんですけど、独立したいなら自分でお金を稼ぐ経験、お金をもらう経験はしたほうがいいと言われたんです。それは本当にその通りだなって思います。

mai
私も同意です。会社を介さずに自分でお金をもらう経験って本当に得難い感動がありますよね。
柾木さん
「大人をイキイキさせたい」っていう想いはずっとあるんですけど、これからは模索中というのが正直なところなんです。ただ、20代のうちに、関西の大人が、イキイキ&ワクワクできる場所や情報が提供できる自分になりたいと思っています。

だからこそ、まずは「場作り」と「情報発信」かなと。
ブログやSNSも運用して、Face to Faceで会える場所をつくる。
ただ、もちろんお金を稼ぐことも重要なので、自分の得意分野である中途採用、新卒採用のコンサルティング業務もしようと思っています。
それと、個人向けのカウンセリング。就活している学生に会うこと多いけど、サラリーマンとして働くことがすべてだと思っているひとの、視野を広げるきっかけをあげられたらいいなと思っています。
あとは僕、地方が好きなんですよ。地方の情報発信、地方でのキャリアセミナーとかもやりたいですね。

mai
夢がたくさんありますね!お聞きしていると、全部「人」がベースになっているんですね。
柾木さん
それはありますね。むしろ、そこしかやってこなかったというところもあるんですけど(笑)うん、人が好きなんです。自分とかかわった人が、良くなった、気持ちが楽になったと思ってもらえることが一番ですよね。
HRの交流会を主催している様子。
関西のHRビジネスは都内に比べても母数が少なく、情報交換や発信の場をつくることに重要性を感じて企画されたのだそう。
BBQのイベントを開催し、そのイベントのためにBBQセット5セット買ったという柾木さん。
「面白いと思える場所をつくって目の前の人たちに喜んでほしい」という想いは仕事の枠を超えた人生観なのかもしれない。

「好きなこと」ならなんでもいい。

mai
副業や兼業って、何かやりたいと思ってもどうしたらいいかわからない人が多いと思うんですが、そういう場合はどうしたらいいと思いますか?
柾木さん
好きなことは何か、を考えるところからじゃないかなと思います。そして、好きなことを仕事にしてみたらいいんじゃないかなと。

好きなことって、本当になんでもよくて。僕の場合続けてるのはブログとBBQです。BBQは夏だと月に2~3回、趣味でやっているんですよね。自分の好きなことなら気軽にはじめられるし、お金を稼げなくても継続していけるから。1円でも10円でもいいので、お金を稼ぐにはどうしたらいいんだろうって考えるといいかもしれません。

mai
(「好きなことならなんでもいい」って、オロナミンC売り歩きしていた柾木さんが言うとすごい説得力だなあ……)
柾木さん
ただなんとなく稼げそうだから、ってだけの副業はあまりオススメしません。お金を稼ぐことに絶対的な目的がある(給料が低いとか、生活に困っているとか)なら別だけど、まずは自分でお金を稼ぐというのはどういうことなのか、「体験」をするのが一番大事かなと。

副業の目的によって、副業の方法は変わるんですよね。
お金を稼ぐのが目的なら、アルバイトでもいいと思うし。自分の価値を高めることが目的なら、興味を持てる好きなことから考えたらいいんじゃないかと思います。

mai
「体験」から始めるのが大切、というのは本当に仰る通りだと思います。
最後に、悩める社会人にひとことお願いします!
柾木さん
本当になんでもいいので、ワクワクするイメージを持つといいと思います。仕事だけじゃなくてプライベートもひっくるめて。5年後、10年後にワクワクできるような理想の姿をもってほしいですね。

就活セミナーでもよく言うことなんですけど、まず最初にゴールを決めることが大事。ゴールを決めないと、どこに向かって走っていいのかわからないじゃないですか。だから理想の姿のイメージを持つことって、すごく大事なんです。

できるかできないかは一旦置いておいて、自分の理想の姿を考えることが始まりなんじゃないかと思います。

mai
柾木さんのこれからが楽しみすぎます。
関西圏のHRさんや就活生さんは特に、柾木さんと繋がりを持つとまだまだたくさん素敵なお話が聞けそうです。
柾木さん、改めてありがとうございました!!

柾木 秀雄さん(#採用おじさん)

BLOG: OTONA OUTDOORS

Twitter: @masakichi99

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