本を断捨離していたら「自分」を再発見した話

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こんにちは、断捨離がマイブームのmaiです。

近頃は手当たり次第に売ったり捨てたりしているのですが、断捨離業の中でも本棚は一種のラスボスのようなところがありまして。
いざ本棚を整理整頓しようというときにはいつも、

「とにかくたくさん本があるけど読んでいないものもあるし二度は読まないものもあるしでもいつか読むかもしれないしあまり面白くなかったけど有名だから持っておいたほうがいいかもしれないしハードカバーでめっちゃ高かったしせっかく全巻揃えたしあっこれ表紙買いしたやつ」

などという壮絶な葛藤に見舞われ、気持ちばかり売りに出してそのままにする、ということを繰り返していました。

そんな私が今回一大決心をして徹底的に本棚の断捨離をした結果、かなりスッキリとしたので、備忘録として断捨離のポイントを記したいと思います。

 

1.手放す本の基準

① 1年近く読んでない
もうこれ読む気ないよね?ぶっちゃけ衝動買いしちゃっただけだよね?

 

② 面白くなかった/合わなかった
読了後、「うーん……」となった本。私の場合は文体が致命的に肌に合わなかった村上春樹氏の「海辺のカフカ」がこのパターンでした。(ファンの方ごめんなさい)

 

③ 二度は読まない
心を揺さぶってやまなかった本でも、10巻を超えてくると流石に二度も三度もは読まないよね、そもそも読んだ時の感動は心に刻まれてるし。というパターン。私の場合は北方兼三氏の「北方水滸伝」。(1巻ごとにめちゃくちゃ泣いた)
あとは表紙を見るだけで心が死ぬ本。教養のためにと読んだフランクルの「夜と霧」。名作でした。でも表紙見る度に心がつぶれそうになる。

 

④ 明らかにそれを上回る運命の良作をすでに持っている
②の内容に一部通ずるところがあるのですが。この場合手放すのは、「その領域における運命的な一冊をすでに持っており、それを大きく下回ると感じてしまったために、読了後に『うーん……』となってしまった本」のこと。私は第二次世界大戦ごろの本をフィクション・ノンフィクション・学術系など色々持っていたのですが、「菊と刀」という日本人論最高峰の名著に出会い、半藤一利氏の中立を心がけた数々の作品に出会ってから、「永遠のゼロ」「出口のない海」などのフィクションモノが悉く霞んでしまい(すみません)、多くのフィクションを手放す形になりました。

 

⑤ 役目を終えた
もうその本から得るモノは、現時点では一切ないというパターン。お腹いっぱいってやつですね。直近の私の場合は、キングコング西野氏の「魔法のコンパス」。面白かったのですが、心に留めたいページをスマホで撮り、手帳にメモ書きをしたら満足しました。

 

2.手元に置いておくべき本の基準

① 自分にこの本は必要であるという、根拠のない確信がある。
要するに直感です。3秒で判断するのがポイント。考えるな、感じるんだ。Don’t think… feel…

 

② 「一流」または「本物」の良書
例えばですが、私の場合、実学系であればピーター・ドラッカーの「マネジメント論」、スティーブン・コヴィーの「7つの習慣」。哲学系であればアランの「幸福論」、マイケル・サンデルの「これからの『正義」の話をしよう」。文学であれば宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」、夏目漱石の「こころ」
私自身のラインナップなのでだいぶ偏りがありますが、共通点は世代を超えて語り継がれる名作、あるいは一斉を風靡した良書。
つまりは、自分がどのような価値観をもち、どのようなライフステージに立っていても一定以上の力を貸してくれるパワーのある本が「一流」であり「本物」です。大切にして間違いありません。

 

3.本棚の中身を断捨離すると何が起こるんです?

ここまでは断捨離の具体的な手法を書いてきましたが、私自身が割と徹底して断捨離した結果何が起こったかをお伝えします。

 

① 断捨離を行う過程で

「私、なんでこの本を買ったんだっけ?」「そうそう、この本のこの内容に最高に熱くなった」「この本、あまり相性が良くなかったんだよな」

整理してると、『本と自分の関係性』について色々な感情が湧いてきます。
何に感動し、何に涙し、何を得たのか。それを考えることは、「手放すか、手放さないか」を判断する際に必要不可欠。

そうやって本を通して自分の価値観を見つめることで、「何に対して心が揺さぶられたのか」がじんわりと浮かび上がってくるのです。心が揺さぶられた本、つまり自分の心、価値観、魂の琴線に触れたもの。それが自分が自分らしく生きるための指標となり得るかもしれません。

私の場合、人生でもっとも泣いた書物は「北方水滸伝」でした。(前述の通り手放しましたが)
超絶雑に概要を説明しますと、集まった勇士が自分の役目を全うして、次々に前のめりに死んでいく物語です。
後悔など何もなく、使命は間違いなく果たしたといわんばかりに。

それを読んだ当時大学生の私は、「どうしたらこんなに悔いなく死ねるのだろう?」「どうしたら自分の使命、役割を全うできるのだろう?」と、その勇士の生き様、死に様に打ち震え、読みながら所構わず涙したものでした。

そして、思えばそれが私の「生き方」の原点だったのです。
社会に出て荒波に揉まれ、営業成績だ結婚だなんだかんだで迷走しておりましたが、自分の人生に求めるものは「使命の全う」でした。

本は自分の価値観の写し鏡。向き合えば自分の断片が見えてきます。

 

② 断捨離を終えてみて

実際に半日ほどかけて断捨離を終えてみました。まあ、まずはスッキリしますよね。えらくスッキリしました。元々がごっちゃりしていたというのもあるのですが。

加えて、自分の価値観=頭が欲しているもの=本棚の中身 という構図が出来上がりました。これが一番大きいです。
本棚を見ると、自分の欲する情報「だけ」が並んでいるんです。自分の頭の中を可視化したらこうなるだろうな、という感覚。
頭の中と本棚の中が一致しているので、見目の気持ちいいことといったらありません。

あとは、本棚に余裕ができましたね。
断捨離の基本は「不要なモノを手放してこそ、新しいモノを取り入れることができる」という概念ですが、まさに本棚にスペースが出来たおかげで、そこに次はどんな一冊をおさめるか、というワクワク感があります。
それも適当な一冊ではなく、運命の一冊をおさめるわけですからね。

ちなみに私は次は「LIFE SHIFT」を購入し、そこにおさめることを画策しています。ちょっと流行に遅れていますが。自分の直感いわく、きっとあの本は今の自分に必要なものだから。

 

4.おわりに

いかがでしょうか。本棚の断捨離、あらあゆる意味でとてもオススメです。

しかしそれでも「本は!!ぜんぶ!!宝物だから!!!」という熱いパッションをお持ちの方もいらっしゃることと思います。
そういう方にとっては、元々読む本が多いこともあって、すべてが本物の名著なのでしょう。となれば、今後も本は増える一方です。

そのような場合はどうしたらいいのか?
答えは簡単。

タンスを一つ手放し、空いたスペースに新しい本棚を設置しましょう。

よい断捨離&読書ライフを!

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